不二家歌謡ベストテン
なにかわからないこと、知りたいことがあったら、インターネットにつないでGoogleで検索、というのはもはや当たり前。図書館員である私にとっても、調査相談の「手がかり」として大いに重宝しています。ここ何年かのインターネットの浸透で、司書の働き方も大きく変わってきたと言って過言ではないでしょう。
自分で知りたいことがあって、ネットで手がかりを得て解決に近づいたとき、その情報をウェブに書き込んでくれた人には感謝のきもちでいっぱいになります。今までは雲をつかむような調査内容であっても、自分の関心に従って好きなことを好きなように書き込める、それを多くの人で共有できるというしくみは、やはりすごいと思います。情報への接し方について判断を誤らなければ、インターネットは放送や出版とは違った価値をもつ重要なメディアです。
国立国会図書館は、全国の図書館に呼びかけて「レファレンス協同データベース」という事業をしていて、私の勤務先も参加しています。それぞれの図書館で受け付けた調査相談事例を、共通のフォーマットで入力し、事例として全国の図書館で共有しようというものです。まさに、ギブ・アンド・テイク、事例が蓄積されるにつれて、情報の宝庫になっていくでしょう。
私も、この「別館」ではわりと気軽になんでも書くつもりいますので、ここに書くことでどなたかの役に立つかもしれないと思ったこともどんどん記していこうと思います。
手はじめに、ググっても手がかりが得にくかったことでひょんなことから解決に至った事例を一つご紹介します。
>>>「不二家歌謡ベストテン」(ロイ・ジェームス時代)のテーマ曲は、101ストリングス・オーケストラが演奏する「メイム」です<<<
30年近く前、私がまだ子どもの頃、日曜日の朝にABCラジオで「不二家歌謡ベストテン」という歌番組が放送されていました。司会はロイ・ジェームス。ふとしたことからその番組のテーマ曲をもう一度聴きたくなり、いろいろと調べました。Wikipediaの「不二家歌謡ベストテン」の項目で、曲名は「メイム」らしいとわかり、さらに調べるとブロードウェイミュージカルの「Mame」のテーマソングとのこと。ITunes Storeで「Mame」で検索するとたくさんヒット。数曲試聴してメロディは間違いないと確信、ただ、放送で使われていたアレンジに行き当たらず、残念な思いをしていたのですが、キーワードを「メイム」とカタカナに変えてみると、101ストリングスのバージョンが見つかり、これがビンゴ! ほんとうに久しぶりにテーマ曲と出会えて、ロイ・ジェームスの軽妙なトークが耳の奥で聞こえてくるような気がしました。今年の9月のことです。なお、今日現在、iTSでは「Mame」のキーワードでも「メイム」がヒットします。
